第一次世界大戦

 事件は1914年ヨーロッパで起きました。バルカン半島は多民族、多宗教の入り乱れる「火薬庫」です。ドイツとオーストリアが進出してくると、セルビアの青年がオーストリアの皇太子を襲撃する事件が起きました。オーストリアがセルビアに宣戦布告するとセルビアと同じロシア正教系のロシアが参戦。ロシアと同盟を結んでいたイギリス、フランスが参戦。対抗してドイツが参戦、のちにトルコも加わりました。最終的には同盟関係などで30カ国が参戦しています。近代兵器の戦車、飛行機、潜水艦、毒ガスなどが登場、兵士だけでなく一般人も容赦なく巻き込まれるようになりました。

 もともとはヨーロッパの戦争でしたが、日本は日英同盟を結んでいたため、イギリス側(連合国)で参戦、ドイツに宣戦布告をします。攻撃したのは主に中国国内のドイツ基地。中国に対して持っているドイツの権益を奪うのが目的でした。結果は旅順、大連の租借(借りる権利)期間や満州鉄道の租借延長、中国政府に日本人顧問を受け入れさせました。5年にわたる戦争の中では中国青島占領や南洋諸島占領、地中海への日本艦隊派遣やシベリア出兵、連合国輸送船護衛など日本軍は各地に展開しています。

 1917年ロシアは社会主義革命が起きて離脱。戦況は一進一退、やがてアメリカが参戦して1919年ようやく連合国軍の勝利で終了しました。戦死者1500万人、負傷者2000万人といわれる世界戦争でした。
 ドイツは多くの植民地を太平洋地域に持っていました。連合国軍勝利の結果、日本はドイツが支配下に置いていた赤道以北の太平洋上の南洋群島カロリン諸島、マーシャル諸島、パラオ諸島、マリアナ諸島(グアム島を除く)を委任統治領として譲り受けるとともに、国際連盟の常任理事国となりました。

 戦争が日本の海運・造船業を発展させました。大量の物資や兵器が必要でした。日本は世界有数の海運国に躍進、それまでの債務も完済しました。大戦景気、戦争特需でした。
 戦争が終わると一気に物資があまり、売れなくなり恐慌が起きました。さらに続けて関東大震災にみまわれました。一方、ドイツは巨額の賠償が請求され、国民の不満が高じてのちにナチスの台頭を見ることになります。
 

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by yumehonclub | 2015-07-14 15:40 | Comments(0)